経費精算のコンカー(東京・千代田)は28日、出張管理システムなどで人工知能(AI)が自律的に作業する「AIエージェント」を2025年末以降に導入すると発表した。会社の規定や個人の予定などに合わせて、AIが出張計画を提案する。手入力の手間を削減することで、導入企業の生産性向上を後押しする。
利用者がAIとの対話を通して、会社の規定や個人の予定に合わせて航空券や宿泊を手配できるようにする。AIが駐車場や鉄道などの追加手配も提案する。グループ出張でも、参加者の出張計画や会合場所の設定を自動で調整する機能を実装する。
経費精算・管理システムでも、AIが経費申請前に抜けや漏れを検出する機能を追加する。差し戻しを削減することで、経理部門の負担を減らす。
同社の橋本祥生社長は「経費精算のない世界のその先を目指し、AIとビッグデータを活用して企業の成長と変革を支える存在になりたい」と語った。
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