かごしま水族館など鹿児島市営14施設では10月、市民以外が高くなる市外料金が導入される

鹿児島市は10月1日、市営96施設の入場料や使用料を値上げする。旅行者らの利用が多い14の観光・文化施設では市民以外の料金を高くする市外料金を導入する。コアラで有名な平川動物公園は現在の大人500円を市民は750円、市民以外は1000円とする。かごしま水族館は市民は1500円で据え置き、市民以外は2000円に値上げする。

物価高騰で施設の維持管理費が増大しているため。下鶴隆央市長は28日の記者会見で、「施設を利用する方と利用しない方の公平性を図るとともに、(市外料金で)市民の負担を抑える」と理解を求めた。

市はトラブルを避けるため10月に向けて周知を進めるとともに、市民に対しては市民料金で利用するにはマイナンバーカードや運転免許証、生徒手帳のほか、市公式アプリの「デジタル市民証」による証明が必要なことを呼び掛けていく。

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