三菱ガス化学は4日、2027年9月をめどに四日市工場(三重県四日市市)での工業用過酸化水素の生産を止めると発表した。同社は茨城県神栖市や北海道苫小牧市、中国や台湾、インドネシアでも過酸化水素を生産している。過酸化水素を漂白剤として使う紙パルプや繊維などの国内需要が減っていたため、生産能力が過剰になっていた。拠点再編で体制を強化する。
四日市工場では1963年から過酸化水素を生産してきた。年間生産能力は1万8000トンと全体の約10%で、老朽化していたこともあり生産停止を決めた。停止後も西日本地区向けの出荷拠点として使う。生産停止による業績への影響は算定中という。
同工場では、過酸化水素から不純物を徹底的に取り除いた超純過酸化水素も製造している。超純過酸化水素の製造は続ける。半導体製造の際に洗浄剤として使い、需要が見込める。苫小牧などから過酸化水素を供給して生産を継続する。
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