
ルネサスエレクトロニクスは5日、電子回路を正常に動作させるためのタイミング部品事業を米半導体設計のサイタイムに売却すると発表した。売却は年内に完了する予定で、ルネサスは現金とサイタイムの株式をあわせて計30億ドル(約4700億円)前後相当を得る。
2社で協業しサイタイムのタイミング部品をルネサスのマイコンと組み合わせて販売することも検討する。ルネサスは事業売却にあたって現金15億ドルと、サイタイムの普通株式の約1割に相当する413万株を取得する。1株当たりの取得価格は308〜417ドルで、金額ベースでは12億〜17億ドルに相当する。
売却する事業の取引完了後の年間売上高は3億ドルの見通しで、売上高総利益率は約70%と高い。人工知能(AI)需要の高まりでデータ転送速度や経路が複雑となり、AI半導体などとともに重要性が高まっている。
サイタイムは米ナスダック市場に上場しており、25年12月期の売上高は前の期比61%増の3億2600万ドルだった。日本の半導体設計会社のメガチップスが14年に買収し、その後段階的に株式を売却して現在は13%を出資している。
【関連記事】
- ・ルネサス、4700億円で電子機器のタイミング部品を売却 非中核を整理
- ・ルネサスの1〜9月、赤字690億円 米パワー半導体の経営不振響く
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。