日本独自の「銭湯文化」を将来にわたって守ろうと、京都府は2026年度の1年間、小学生以下の銭湯入浴料を無料にする方針を決めた。子どもたちに地域の銭湯を広く知ってもらい、利用促進につなげる狙い。神戸市が同様の取り組みをしているが、都道府県単位の実施は珍しい。
家庭での風呂の普及で、銭湯の数は減っている。府内も1975年度に502軒、2003年度に278軒あった銭湯は、現在83軒に減った。利用者も03年度から延べ約600万人減っている。経営難から営業をやめる銭湯も増えている。
銭湯の役割について、府は「地域コミュニティーを活性化させ、災害時の住民支援の機能も持つ」。まずは子どもたちが銭湯の良さを知り、繰り返し利用することで、次の世代への利用にもつなげたいとしている。
現在、府内の銭湯入浴料は小学生200円、乳幼児100円。26年度中であれば何回利用しても無料とする。25年度補正予算案に関連費用5600万円を計上した。【久保聡】
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