
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)などは5日、東京都台東区内に開業するホテルを報道機関に公開した。同ブランドで年内に2施設を開業する予定だ。CCCは書店運営の蓄積を生かしてホテル客室のコンセプトづくりに参入し、訪日客の需要を取り込む。
15日に開業するホテル「Sumu Ueno East」で客室のデザインなどを手掛ける。ホテルは、宿泊施設運営のカソク(東京・新宿)と建物のデザインを手がけるADDReC(アドレック、同) が共同出資するSumu社(同)がブランディングする初めての施設。CCCは協業する形で参加した。
全9室で、1部屋につき最大6人で利用できる。料金は1室につき1泊平均6万円に設定し、3泊以上から予約を受け付ける。連泊する旅行者を呼び込もうと、全室にキッチンや洗濯機を備えた。宿泊者の9割を訪日客と想定する。

CCCは2つの客室で内装を手掛けた。同社は宿泊施設に置く本の選書などを手掛けたことがあるが、新しいホテルブランドで客室のコンセプトづくりから携わるのは初めて。一室には90枚の邦楽レコードとプレーヤーを備え、もう一室には食器や玩具など全国から集めた80点ほどの民芸品を飾る。
担当した蔦屋書店本部コンシェルジュ室の南原尚幸室長は「海外から訪れた人が宿泊しながら日本の文化を知り、地域の人とのコミュニケーションにつなげられればいい」と話す。
カソクとアドレックは「Sumu」ブランドのホテルを2026年中に都内で2施設開業する予定。CCCは芸術分野の選書に強みを持つ蔦屋書店の運営ノウハウを生かし、文化体験を求める訪日客の需要に応える。
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