スギノマシンと共同開発した装置 ©2026 株式会社Helical Fusion

核融合の発電技術を開発するHelical Fusion(ヘリカルフュージョン、東京・中央)は5日、工作機械メーカーのスギノマシン(富山県滑川市)と共同で核融合炉に欠かせない超電導コイルの組み立て機を製作したと発表した。ヘリカルが目指す2030年代の発電実証に向けて一歩前進した。

21年創業のヘリカルフュージョンはらせん構造のコイルを使った磁場でプラズマを制御して核融合を起こす「ヘリカル型(ヘリオトロン型)」の核融合炉の開発を目指す。スギノマシンと共同でこのほど、超電導ケーブルをらせん状に巻き付けてコイルとするための装置を製作した。

設計は23年から始めた。完成した装置の高さは6メートル、重さは12トンで、大規模な機械を精密に動かせるスギノマシンの技術を活用した。同装置でつくるコイルはヘリカルが30年ごろまでに建設を予定する発電を生まない実験装置「Helix HARUKA(ヘリックス・ハルカ)」で使用する方針だ。

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