
徳島県はNECやタクシーの配車事業を手掛ける電脳交通(徳島市)と連携して、自動運転タクシーの実証運行を6日から始める。3月31日まで同県鳴門市西部から徳島阿波おどり空港までのエリアで、状況に応じて運転手が操作する「レベル2」で走行する。レベル2での自動運転タクシーの実証運行は県内で初めてとなる。
県は既存タクシー事業者の運行の一部を自動運転タクシーに置き換えることが可能か検証する。将来的には特定条件下で運転手が不要な「レベル4」での運行実現を目指す。
実証は、韓国の現代自動車の乗用車タイプ1台を使い、きんときタクシー(鳴門市)が運行を担当する。車両には同じ韓国のオートノマスA2Zの自動運転技術を搭載する。配車オペレーションと車両の遠隔監視は電脳交通が担う。
自動運転タクシーは電話予約のみの運行で、乗降場所は実証エリア内で利用が多い27カ所とする。電脳交通はタクシーの予約を受ける際、利用者が希望する乗降場所が今回設定した場所と合致した場合、利用者に自動運転タクシーに乗車するかどうかを確認して配車する。自動運転タクシーの運賃は無料とする。

希望と合わない場合は人が運転するタクシーを配車する。人が運転する車両と自動運転タクシーの配車を電話予約で差配する今回の仕組みは国内初という。
自動運転タクシーに電脳交通が聞き取った乗降地点を伝えるシステムはNECが提供する。電脳交通の遠隔監視センターに車両情報をリアルタイムで表示するシステムも同社が納めた。
5日開かれた出発式で試乗した後藤田正純知事は「買い物難民、移動難民の人々の助けになり、高齢化社会においても安心を届けられる。ドライバー不足の業界にもプラスになる」と自動運転タクシーへの期待を寄せた。
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