
明治ホールディングス(HD)の食品子会社の明治は10日、廃棄予定の食材を生かしたクラフトビールを販売するBeer the First(ビア・ザ・ファースト、横浜市)と協業して(再生で付加価値を高める)アップサイクルビールを開発したと発表した。バターや生クリームを製造する際に発生する脱脂粉乳を原料の8%に使い、食品ロスの削減につなげる。
「WHITE BREW(ホワイトブリュー)」は乳の味わいを生かし、まろやかで飲みやすくした。クラフトビールの購入頻度が少ないライト層の20〜40代の男女をターゲットにする。おすすめのペアリングはチーズやソーセージだという。
高級スーパーの成城石井で3月中旬から先行発売し、4月から高級スーパーの紀ノ国屋や、自然派がコンセプトのコンビニエンスストア「ナチュラルローソン」でも販売する。参考価格は税込み427円。
脱脂粉乳はバターの製造量に対して2倍発生する。明治の経営企画本部の徳井友香氏は「バターや生クリームの需要は高まっているが、脱脂粉乳の需要は低迷している。過剰な在庫を減らすために生乳の買い入れを制限すると生乳事業の持続的な成長を毀損する」と課題を語る。
明治は東京都が主催するスタートアップ支援事業の一環で、食・農分野のスタートアップとの共創が目的の団体に加入した。東京都から拠出される支援金を活用してホワイトブリューを開発した。
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