ソフトバンクグループ(SBG)は29日、国内の機関投資家向けハイブリッド社債(劣後特約付き社債)の発行条件を決めたと発表した。発行総額は2000億円で、同社の国内機関投資家向けとしては過去最大となる。年限は35年で、当初5年間の固定利率は年4.556%で、6年目以降は変動する。発行から5年経過後に期限前償還が可能となる。

後藤芳光・最高財務責任者(CFO)は日本経済新聞の取材に「大変大きな需要があり、スプレッド(国債に対する上乗せ金利)は3.4%とかなりタイトに交渉できた」と話した。発行額は当初想定していた1000億円程度の2倍に増えた。

調達資金は2021年に発行した国内ハイブリッド債の借り換えや23年8月に傘下のビジョン・ファンドから英半導体設計アーム株を取得した際の未払い金の支払いにより減少した手元資金の一部に充てる。

払込期日は9月4日。日本格付研究所(JCR)からトリプルBプラスの格付けを得た。ハイブリッド債は会計上は負債として扱うが、格付け会社は発行額の一部を自己資本とみなす。

SBGは25年に入って社債を2度発行した。5月に国内で個人投資家と機関投資家向けに出した普通社債(計6200億円)、7月の外貨建て普通社債(計約6000億円)に続き、今回は3度目となる。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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