西武ホールディングス本社(東京都豊島区)

西武ホールディングス(HD)は12日、2026年3月期の連結純利益が前期比89%減の290億円になる見通しだと発表した。従来予想から30億円上方修正した。不動産や鉄道事業が好調に推移している。傘下のプロ野球西武の選手が米大リーグにポスティングで移籍したことに伴う譲渡金も利益水準を押し上げる。

修正後の純利益見通しは事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、276億円)を上回った。売上高にあたる営業収益は前期比43%減の5110億円とする従来予想を据え置いた。営業利益は従来予想から20億円引き上げ、前期比86%減の420億円を見込む。

セグメント別の営業利益見通しは不動産事業が109億円と、従来予想から25億円引き上げた。不動産開発に関する調査費などが見込みを下回る。都市交通・沿線事業の営業利益は81億円で従来予想を2億円強上振れする。減価償却費などが見込みを上回るものの、鉄道やバスの運賃収入が好調だ。3月には鉄道の運賃改定を実施する。

一方、ホテル・レジャー事業の営業利益は228億円の見通しで従来予想から6億円引き下げた。国内のホテルはインバウンド(訪日客)や国内客を取り込み堅調だが、ハワイのホテルの客室改装工事が遅れるなどしており海外ホテルからの収入が下振れする。

同日発表した25年4〜12月期の連結決算は営業収益が前年同期比2%増の3882億円、純利益は65%減の320億円だった。

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