2027年2月末で閉店する福岡パルコの本館(手前)と新館(右)=福岡市中央区で2026年1月29日、野田武撮影

 福岡パルコ(福岡市)の2026年2月期の売上高は、前期比4~5%増の280億円超となり、3期連続で過去最高を更新する見込みだ。同店への取材で明らかになった。福岡パルコは来年2月末の閉店が決まっており、最後の1年となる27年2月期の売り上げは、さらに約1~2%増を見込んでいる。

 26年2月期は、複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング」(ワンビル)が昨春開業した効果で飲食関連の売り上げが伸び、アニメ・キャラクター雑貨も好調だった。27年2月期は、閉店前のイベントやセールの効果を見込む。

 福岡パルコは10年に地場百貨店の岩田屋が入っていたビルに開店したが、本館は1936年完成で老朽化している。周辺一帯は西日本鉄道や新天町商店街商業協同組合などと再開発する計画もあり、福岡パルコの閉店が決まった。

 跡地はパルコのコンテンツを生かしたライブハウス、ギャラリーなどが入る複合ビルを構想しており、30年度をめどに開業を目指す。

 閉店後は別の場所で仮営業はせず、新たな複合ビルでの再開業は未定としている。福岡パルコの幹部は「閉店までの1年は楽しく、心が動くようなイベントなどを実施する。未来につながるような盛り上がりを作りたい」と話している。【中園敦二】

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