
荏原は13日、2026年12月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比13%増の866億円になる見通しだと発表した。6期連続で最高益を更新する。生成AI(人工知能)向け半導体増産を受けて精密・電子事業が伸びる。事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、879億円)はわずかに下回った。
同日、最大100億円の自社株買いを発表した。発行済み株式総数(自己株式を除く)の0.66%にあたる300万株を上限に、16日から12月31日までの間に市場で買い付ける。26年12月期の年間配当は前期比7円増配し66円とする。
売上高にあたる売上収益は6%増の1兆200億円、営業利益は10%増の1250億円を見込む。半導体ウエハーの表面を研磨するCMP装置といった半導体製造装置などの精密・電子事業の営業利益は前期比27%増の735億円と業績拡大をけん引する。
26年12月期の想定為替レートは1ドル=145円で、前期実績より円高で織り込んだ。受注高は13%増の1兆700億円の計画で、初めて1兆円を突破する。精密・電子事業の受注高は3割増の4050億円を見込む。
また、28年12月期までの3カ年の中期経営計画も同日発表した。事業別の投下資本利益率(ROIC)の目標と加重平均資本コスト(WACC)を開示した。主力の精密・電子のROICは25年12月期の21%から25%に高める。WACCは9.5〜10%だとした。
28年12月期の売上収益は1.2兆円規模、営業利益率は14.5%以上を目指すとした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。