
コクヨが13日発表した2025年12月期の連結決算は、純利益が前の期比1%減の214億円だった。24年12月期に遊休地の売却益を計上した反動が響いた。年間配当は24円50銭と、従来予想から1円50銭引き上げ、株式分割を考慮すると前の期比で5円25銭上積みする。
売上高は6%増の3598億円、営業利益は16%増の262億円だった。国内企業のオフィスの移転や改装に伴う需要が底堅く、オフィス家具や文具の値上げも寄与した。オフィス向け通販は、25年10月に発生したアスクルのサイバー被害問題を受けた代替需要も取り込んだ。
同日、大阪市内で開いた決算記者会見でコクヨの黒田英邦社長はアスクルのサイバー被害に関して「社内の情報システムの見直しやセキュリティー対策の強化を進めている」と話した。
26年12月期の連結純利益は前期比5%減の203億円になる見通しだ。前期に計上した政策保有株の売却益などがなくなる。売上高は8%増の3900億円、営業利益は3%増の270億円を見込む。
同日、大阪市東成区に構えている本社を5月1日にJR大阪駅前の「グラングリーン大阪」のオフィスへ移すと決定した。現本社の土地と建物は「売却を念頭に具体的な検討を進めている」という。
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