神戸税関が16日発表した2025年の中国地方の米国輸出額は1兆223億円で前年比16%減だった。米国の高関税政策の影響で全体の7割を占める自動車の輸出額が減ったことが響いた。対米国の貿易収支は5806億円の黒字で黒字幅は前年から約1700億円減った。

米国輸出のうち自動車は7048億円で22%減った。日本からの輸入車に対する関税率は4月に27.5%に引き上げられたが、日米交渉の末に9月に15%に下がった。

広島県と山口県に主力工場を置くマツダは、関税影響を抑えるために米国への完成車の輸出台数を抑えていたが、秋ごろから回復させている。

県別の米国輸出額は広島県が5689億円で13%減、山口県が3597億円で26%減だった。

中国地方から世界に向けた輸出総額は9%減の6兆4093億円となり、5年ぶりのマイナスとなった。人工知能(AI)需要の高まりから台湾向けに半導体を含む電子部品が伸びたが、米国向けの自動車の減少分を補いきれなかった。

石炭や石油製品などの輸入価格の下落もあり輸入総額は17%減の5兆1271億円だった。貿易黒字は1兆2822億円となり、前年から約4000億円増えた。

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