
JR東日本高崎支社と群馬県など沿線自治体がJR吾妻線の状況を議論する「JR吾妻線(長野原草津口・大前間)沿線地域交通検討会議」の第5回会合が17日、同県嬬恋村で開かれた。主な利用者である高校生の下校にあわせ送迎バスを運行する実証実験を行うと決めた。
長時間の通学と並んで課題となっている保護者の負担を減らし、同線の利用促進につなげる狙いだ。検討会議座長の吉田樹・前橋工科大学特任教授は「(実験を通じ)送迎の負担がどれだけ軽くなるのか確認し吾妻線をしっかり使ってもらえるかどうか見ていく」と話した。

無料の送迎バスを5月中旬〜7月下旬に運行する。長野原草津口駅(長野原町)から同町の北軽井沢方面に向かうルートで4本、万座・鹿沢口駅(嬬恋村)から同村の田代地域に向かうルートで5本用意する予定だ。生徒によって異なる下校時間に配慮し、部活動などの後でもバスで帰宅できるようにする。
検討会議では2025年9〜12月に、高校生を対象にバスと新幹線を使った通学の実証実験も実施した。軽井沢駅(長野県軽井沢町)へ向かう2つのバス路線を用意した。
同駅から高崎駅までは新幹線で20分ほどで、アンケートでも6割が通学時間を短縮できたと答えた。一方で定期券代を考えない場合でも新幹線を使いたいとの答えは6割に届かなかった。
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