
島根県の松江市と出雲市を結ぶ一畑電車(出雲市)は、豪華新型車両となる10000系を11月に導入する。JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などを手がけた水戸岡鋭治氏がデザインを担当。観光列車やレストランカーなどとして利用でき、通勤通学のニーズにも対応できる「誰もが乗って楽しい車両」をめざす。
現行の8000系車両をベースに、8億5800万円をかけて2両を開発する。車両定員は49人で、通常の営業車両として運行し運賃も変わらない。2027年度以降はイベントなどでの利用も計画している。

外装デザインは日本海の夕日をイメージした茜(あかね)色をベースにする予定だ。愛称は「天叢雲(あめのむらくも)」とした。「出雲の山並みに湧き出る雲を車窓から眺め、神話に思いをはせてほしい」(一畑電車の石飛貴之常務)としている。
内装は特注で製造、床やベンチ、窓枠などに木材をふんだんに使用する。ロングシートのほか、カウンター席やボックスシート、ソファといった多様な座席を設ける。
飲食などを提供するための設備も備える。車内にテーブルを設置すればレストランカーとなり、観光・イベント列車などでの使用にも対応できる。
一畑電車は利用客の減少が続き、県と松江市、出雲市が鉄道施設の整備や修繕の費用を負担する「みなし上下分離方式」を採用する。「関係者と連携し、新型車両で新たな観光需要の創出に取り組みたい」(石飛常務)としている。
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