
PwCコンサルティングは20日、月面インフラの市場調査を発表した。月面探査車(ローバー)などモビリティー分野がけん引し、インフラ市場は2046〜50年の5年間で561億ドル(8兆7000億円)と26〜30年の13倍に成長する。月には水や金属など多様な資源が存在するとされ、各国が資源開発に乗り出そうとしている。
月面インフラ市場は、探査車や自動運転技術のモビリティー市場、基地局などの通信市場、居住モジュール市場、発電設備などのエネルギー市場、水市場の5つから構成される。

月面で生活する累計人数が50年までに約860人と想定した楽観シナリオに基づくと、46年〜50年にモビリティー市場は356億ドルと26年〜30年と比べて約10倍に拡大する。通信市場は探査車間でのデータのやりとりや、画像や環境計測データの送受信が増えることで46~50年に同16倍に急成長する。
PwCコンサルティングの榎本陽介シニアマネージャーは「月面経済圏の発展にはローバーをはじめとしたインフラ分野を押さえることが重要だ」とし、「モビリティー、通信、水、建設分野では日本企業にも有力な企業がおり、今後も市場の伸びが期待できる」としている。
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