北九州銀行頭取に4月1日付で就任する岡田健吾氏(山口フィナンシャルグループ提供)

 山口県下関市に本店を置く山口フィナンシャルグループ(FG)は24日、傘下の北九州銀行(北九州市)の岡田健吾取締役(50)が4月1日付で同行の頭取に昇格する人事を発表した。嘉藤晃玉(かとうみつる)頭取(64)は代表権のない会長に付く。頭取交代は2019年6月以来、約7年ぶり。岡田氏は全国の地銀頭取で最年少になる見通し。北九州銀は設立から15年となり、トップを若返らせて福岡県内の営業を強化する。

 岡田氏は山口FG傘下の山口銀行出身。北九州銀が開業した11年10月から同行に移り、本店営業部や福岡、久留米の支店長などを務め、営業現場の経験を積んだ。

 25年4月に山口FGの執行役員となり、グループの人材育成やIT・デジタル戦略を主導。人事制度の刷新やグループ内の山口、もみじ、北九州の3銀行のシステム統合に着手し、営業現場でのAI(人工知能)活用を進めた。

 山口FGの椋梨敬介社長は「営業現場での豊富な経験と、AI・デジタル分野の知見を備えた次世代型のリーダー」と岡田氏を評す。現在、地銀頭取の最年少は南都銀行(奈良市)の石田諭氏(51)で、4月には石田氏より1歳若い岡田頭取が誕生する。

 福岡県は、福岡銀行を傘下に持つふくおかFGや、西日本シティ銀行を持つ西日本フィナンシャルホールディングスなどがしのぎを削る激戦区で、山口FGは新体制で攻勢をかける。【中園敦二】

岡田健吾氏(おかだ・けんご)

 慶応大卒。1999年山口銀行入行。北九州銀行久留米支店長などを経て2025年6月から同行取締役。山口県出身。

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