同志社大学と包括協定を結んだ島津製作所の山本靖則社長㊧ら(24日、京都市)

島津製作所と同志社大学は24日、教育や研究で包括連携協定を結んだと発表した。同志社大学の大学院に2026年度から、科学技術を分かりやすく説明できる人材を育成する科目「サイエンスコミュニケーションコース」を新設する。島津製作所の社員を同コースに受け入れるほか、島津製作所と同志社大で共同研究にも取り組む。

サイエンスコミュニケーションコースは、第1段階として動画による講座を用意し、企業の社員が受講しやすい設計にする。第2段階として、大学院で対面授業を実施する。研究者ではない一般の人にも科学技術を分かりやすく説明できる人材を育てる。

島津製作所は社員を同コースに派遣し、サイエンスコミュニケーターとしての素養を身につけてもらう。派遣する社員は、島津製作所の産官学の連携の担当などを想定する。連携協定の期間は31年3月末まで。

同日の記者会見に登壇した島津製作所の山本靖則社長は「技術者全員がサイエンスコミュニケーターになってほしいくらいの思いでおり、商品や技術の価値を分かりやすく伝えられるようになってほしい」と述べた。

今回の協定は、島津製作所と同志社大学が25年にともに設立150周年を迎えた経緯が後押しした。同志社大学の小原克博学長は「島津は科学技術で、同志社は教育で社会に貢献することを掲げて設立した。150年前の創業者たちの挑戦を受け継いでいきたい」と話した。

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