ツムラは薬用養命酒事業を買収する

ツムラは25日、養命酒製造から「薬用養命酒」事業を買収すると発表した。買収金額は68億円を見込む。養命酒はTOB(株式公開買い付け)を通じて6月ごろをめどに株式を非公開化する計画で、同日から始める買い付けの価格は1株4050円。ツムラによる事業取得は7〜8月ごろを見込む。

ツムラと養命酒は両社とも漢方薬の原料である「生薬」を扱っており、漢方薬大手として消費者の認知度も高い。双方の高い知名度を生かし、ドラッグストアをはじめとした小売店で広い売り場を確保する狙い。原料の共同調達によるコスト圧縮も見込める。

養命酒のTOBはアクティビスト(物言う株主)として知られる村上世彰氏らが関わる投資会社レノ(東京・渋谷)が実施する。期間は2月25日から4月8日まで。筆頭株主で養命酒株の33.34%を保有する投資会社の湯沢(東京・渋谷)は応募しない。TOBとその後のスクイーズアウト(強制買い取り)を通じてレノが66.66%を取得し、それを湯沢に譲渡する。最終的には湯沢が全株式保有し、養命酒株は上場廃止となる。

湯沢は村上氏の親族にあたる野村幸弘氏が実質保有している。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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