米金融大手シティグループは24日(米国時間)、人工知能(AI)開発のSakana AI(サカナAI、東京・港)に出資すると発表した。シティ本体の投資部門からの出資で出資額は非公開。シティは「日本企業に対する初の戦略的投資だ」としている。

サカナAIが開発する金融に特化したAIサービスの実績を評価した。シティ側は、今回の投資について「サカナAIの国際展開をさらに加速させ、日本発のグローバル金融サービスにおけるイノベーションを推進することを目的としている」とする。

サカナAIはこれまでに、三菱UFJフィナンシャル・グループや大和証券グループ本社などと提携し、金融業界に特化したAIの開発を進めてきた。国内での実績を踏まえ、2025年11月にはスペインの金融最大手サンタンデール銀行も出資を発表した。

今回のシティからの出資は25年11月発表の調達と同じく、事業拡大期の「シリーズB」の一環だ。サカナAIはシティの戦略的投資を受けて「当社のテクノロジーを同社内部でどのように活用するか具体的なプランやタイムラインについて両社で協議を進めている」と説明する。

米テック大手からの出資も相次いでいる。19日には米セールスフォースの投資部門が、サカナAIへの出資を発表した。金融や防衛といった分野における実績を評価したとする。サカナAIは1月に米グーグルから出資を受けると同時に、事業面でも提携すると発表していた。

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