日本銀行本店=2020年1月9日、松倉佑輔撮影

 政府は25日、日銀審議委員に中央大名誉教授の浅田統一郎氏と青山学院大教授の佐野綾野氏を起用する人事案を国会に提出した。両氏とも財政拡張や金融緩和に積極的な「リフレ派」寄りとみられる。政府は衆参両院本会議での可決、承認を目指す。

 東短リサーチの加藤出チーフエコノミストによると、浅田氏はリフレ派の経済学者。佐藤氏も過去に金融緩和や財政拡張の意義を強調する発言をしていた。

 日銀法は政策委員として、総裁1人、副総裁2人、審議委員6人を置くと定めており、これら計9人で構成する政策委員会で、利上げや利下げなどの金融政策を決める。年8回開く金融政策決定会合では多数決が採用されており、審議委員にも総裁や副総裁と同じ1票が与えられている。

 3月31日と6月29日にそれぞれ任期満了となる野口旭氏、中川順子氏の後任となる。任期は5年。野口氏はリフレ派、中川氏は金融・財政政策に関して中立的として知られる。【古屋敷尚子、大久保渉】

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