
【パリ=北松円香、ベルリン=南毅郎】中国を訪問中のドイツのメルツ首相は25日、中国が欧州エアバスに最大120機に上る航空機を発注する見込みだと明らかにした。その他の業種でも「さらなる契約締結の見込みがある」と説明した。
ドイツを含めた欧州連合(EU)は対中の貿易赤字が膨らんでおり、中国に貿易不均衡の解消を求めてきた。メルツ氏の発言は今回の訪中の経済的な成果を強調する意図があるとみられる。
25年6月にも中国が欧州連合(EU)との関係改善を意識し、エアバスに数百基規模の発注を検討していると報じられていた。一方、中国との貿易摩擦を抱える米国のボーイングはここ数年、中国市場で大型受注ができていない。そのため中国市場でエアバスの存在感が相対的に高まっている。
航空機市場全体でみれば米トランプ政権の後押しを受けるボーイングの受注は上向いている。25年は民間機受注数が7年ぶりにエアバスを上回って業界首位となった。
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