工作機械の国内展示会(2025年、名古屋市)

日本工作機械工業会(日工会、東京・港)が26日発表した1月の工作機械受注総額(確報値)は、前年同月比25%増の1455億円だった。7カ月連続で増えた。中国で自動車向けが活況だったほか、米国も政府の投資促進策で設備投資が進んだ。

受注総額の8割に迫る海外向けは34%増の1129億円だった。2025年12月に次ぐ歴代2位の受注額だった。地域別では、北米が345億円だった。即時償却の恒久化や利下げなどが設備投資を促した。トランプ米政権が発表した新たな関税政策については「まだ影響を織り込めていない。様子見が必要」(日工会)とした。

欧州は150億円だった。一般機械や自動車で伸びをけん引した。アジアは618億円だった。17年11月(569億円)を更新し、過去最高額だった。アジア全体では電気・精密分野で動きがみられたほか、中国の自動車向けが増加を主導した。

国内向けは2%増の326億円だった。半導体製造装置関連の需要増を受けた電気・精密や航空・造船・輸送用機械が伸びた。一般機械はデータセンター向けの発電機などで動きが見られたとするものの、前年同月比では横ばいだった。日工会は「政策措置による強い回復への転換に期待したい」とコメントした。

【関連記事】

  • ・工作機械、AI先端開発は国内に軸足 DMG森精機は奈良で自動化
  • ・工作機械+フィジカルAIで工場を完全自動化 オークマ、ロボット連携
  • ・工作機械受注が国内3年連続減 車投資停滞、航空・造船で反転なるか
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。