記者会見する林欣吾社長(26日、名古屋市)

中部電力の林欣吾社長は26日の定例会見で現在策定中の中期経営計画に関し「基本的な方向性や考え方は今春に示す」と話した。浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の安全審査に使う申請データで不正が発覚した事案を受け、市場からは例年春に示される計画公表の遅れを懸念する声が相次いでいた。

中部電力は現在、不正の背景などの調査を外部有識者で構成する第三者委員会に委託している。林社長は「中計の具体策は第三者委の正式な調査報告を待ってということになる。最終的には(調査を受け)ガバナンスや会社のあり方を議論した上で示したい」と語った。

林社長は同日発表した4月1日付の役員人事に関して「引き続き覚悟を持って全力で取り組み、ステークホルダーに責任を果たす」と強調した。「今やらなければならないのは第三者委の調査に全面的に協力し、リーダーシップを持って再構築に向けた議論を進めることだ」とも述べた。

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