中部電力の林欣吾社長=名古屋市東区で2026年2月26日午後4時2分、大原翔撮影

 中部電力の林欣吾社長は26日の定例記者会見で、浜岡原発(静岡県御前崎市)の基準地震動の策定手順を示す資料が社内に存在しなかったなどと原子力規制委員会が指摘したことについて、「一部提出していない資料もある。何が足りないのかを聞き、早急に提出したい」と述べた。

 規制委は25日の定例会合で、中部電本店への立ち入り検査で、基準地震動の策定手順を定めた資料や策定過程を示す記録が確認できなかったと報告していた。

 林社長は「基準地震動の評価に関わる解析業務の仕様書、委託先から提出された委託成果物、当社がそれをチェックした際のチェックリストなど、品質マネジメント計画に関わる記録などは残っている」と説明。記録がないとする規制委の指摘については「何がなかったのか聞く必要がある」と繰り返した。

 また、資料を紛失・廃棄した可能性については「私が聞く限りそれはない」と否定。自身の進退については「私の責任は事実の解明と次の中部電の方向性を見極めていくことだ」と続投する意向を強調した。【大原翔】

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