宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京都)は1日、和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」で予定していた小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げを延期すると発表した。当初は2月25日に打ち上げる予定だったが、天候などを考慮してこの日に延期していた。打ち上げの予備日は25日まで。
カイロスは全長約18メートルの固体燃料式小型ロケット。3号機には国内外の小型衛星5基が搭載されており、これらの軌道投入に成功すれば民間単独としては国内初となる。
同社は、キヤノン電子やIHIエアロスペースなどが出資して2018年に設立された。低コストかつ高頻度で宇宙へ衛星を送る「宇宙宅配便」の商用化を目指し、30年代には年間30機の打ち上げを計画している。
だが、24年3月の初号機は発射直後に爆発し、同年12月の2号機は発射から約3分後に飛行中断措置を取った。3度目の挑戦となる今回の打ち上げを前に、豊田正和社長は「対策を一つ一つ確認し、慎重に作業を進めてきた。機体全体の総点検と再検証も徹底的に実施した」と述べていた。【駒木智一、藤木俊治、大澤孝二、加藤敦久】
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