新たな開発棟を建設するレアマテリアル事業部の工場周辺=福岡県大牟田市唐船で2026年2月17日午後、降旗英峰撮影

 非鉄金属大手の三井金属(東京)は、4月にレアアース(希土類)など先端材料について研究する新セクション「九州先端材料開発センター」を設立すると発表した。2028年度までに、拠点となる開発棟を福岡県大牟田市唐船のレアマテリアル事業部の敷地に建設する。

 三井金属・機能材料事業本部企画部の藤井博部長をセンター長にした数十人体制を想定。約100億円を投じて5階建て(建築面積2000平方メートル)の開発棟を建てる。レアアース、レアメタル(希少金属)の精製、リサイクルの技術を深め、新規製品や事業の創出を目指す。

 日本は半導体や電気自動車(EV)などハイテク製品に不可欠なレアアースの多くを中国からの輸入に頼っており、サプライチェーン(供給網)の多様化が課題となっている。

 三井金属は「近年、先端産業分野では材料技術が製品性能を左右する重要な競争因子となっている」と、センター設立の狙いを説明している。【降旗英峰】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。