バークシャー・ハザウェイは伊藤忠商事の株式の保有比率が10%を超えた

伊藤忠商事は2日、米投資会社バークシャー・ハザウェイから伊藤忠株の保有比率(議決権ベース)が10%以上になったと連絡を受けたと発表した。バークシャーは伊藤忠の筆頭株主となっている。

伊藤忠によると、2月27日にバークシャー側から株式の保有割合の連絡を受けたという。バークシャーは同社の完全子会社であるナショナル・インデムニティー・カンパニーを通じて伊藤忠に投資し、2月27日時点で議決権ベースで10.07%保有する。約1年前の2025年3月10日時点では9.54%だった。

伊藤忠はバークシャーと友好的な対話の機会を持ち強固な信頼関係を築いてきたとした。バークシャー側から伊藤忠株を長期保有する方針であることに加え、将来的に追加取得する意向があるとしている。

バークシャーを巡っては、著名投資家ウォーレン・バフェット氏の後を継いで26年1月に最高経営責任者(CEO)に就いたグレッグ・アベル氏が初めて「株主への手紙」を執筆した。アベル氏は総合商社を「重要度や長期的な価値創造の機会で主要な米国銘柄に匹敵する」と記し、アップルやコカ・コーラに並ぶ重要投資先だと指摘した。

バークシャーの年次報告によると、国内のほかの大手商社への保有比率は25年12月末時点で三菱商事が10.8%、三井物産が10.4%、丸紅が9.8%、住友商事が9.7%だった。バークシャーによる商社株の保有は20年夏ごろに判明し、25年末時点で353億ドル(約5兆5000億円)を保有する。

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