祇園甲部歌舞練場の大屋根が間近に見える4階のジュニアスイート(大人2人1室で消費税・サービス料込み25万5600円から)=京都市東山区で2026年3月2日午後1時31分、南陽子撮影
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 5日に開業する「帝国ホテル京都」(京都市東山区)で2日、報道・出版関係者向けの内覧会があった。京都・祇園のシンボルだった国登録有形文化財「弥栄(やさか)会館」の外壁など一部を保存したり、調度品を活用したりして歴史を重んじた内外観がお披露目された。

 帝国ホテルは日本を代表する最高級ホテルとして1890年に東京で開業し、京都は4軒目。総支配人の坂田玲子さん(45)によると、京都進出は「10年以上前から模索していた悲願」という。地域との共存を重んじ、最上位の「インペリアルスイート」をはじめ、街並みが見下ろせる客室の一部はこの日、撮影不可とした。

地下1階に設けた宿泊者専用プール。弥栄会館時代から外壁の一部に使っている石と同じ「北木石」を使った。会館の解体時に運び込んで据えたという=京都市東山区で2026年3月2日午後1時12分、南陽子撮影
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 インペリアルスイートは広さ128平方メートル。別に65平方メートルのテラスがつき、弥栄会館の階段室を生かした茶室風のあずまやも備える。基本料金は大人2人消費税サービス料込みで1泊300万円(季節により変動)。宿泊者専用のバーが屋上、プールが地下にある。

 高級ホテルの誘致を進めてきた京都市は1日から宿泊税を引き上げ、1人1泊の宿泊料金が10万円以上の税額を1万円としたばかり。坂田総支配人は「祇園甲部歌舞練場に隣接する、伝統文化の中心という特別な立地が滞在の価値となっている」とし「宿泊税は地元の皆さまの生活に貢献することを丁寧に(宿泊客に)説明していきたい」と話した。【南陽子】

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