千鳥屋本家は民事再生法適用を申請した(福岡市西区の店舗)

菓子製造販売の千鳥屋本家(福岡県飯塚市)などグループ4社が2月27日付で福岡地裁に民事再生法適用を申請したことが分かった。申請代理人によると、4社の負債総額は22億6800万円(グループ内取引を除くと約13億円)にのぼる。今後は親族が経営する千鳥屋宗家(兵庫県西宮市)がスポンサーに就き経営再建を目指す。

千鳥屋本家は1630年創業の和菓子店「松月堂」にルーツを持つ。「千鳥饅頭(まんじゅう)」や「ヨーデルン(旧チロリアン)」など、福岡県の銘菓の製造販売を手掛ける。2019年からは「チロリアン」の商標権をめぐり親族間で係争状態にあったが、22年に和解し商品名を「ヨーデルン」に変更していた。

東京商工リサーチ福岡支店(福岡市)によると、千鳥屋本家の14年3月期の売上高は約8億円だったが、その後物価高騰や消費の低迷により売上高が伸び悩んでいた。現在福岡県内で展開する約40店舗は営業を継続する。

【関連記事】

  • ・4兄弟が別れた老舗・千鳥屋 東京の長男系、破綻の裏側
  • ・千鳥饅頭総本舗 洋菓子「チロリアン」で米国市場開拓

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。