
島根県美郷町は島根県農業協同組合(JAしまね)、JA全農Aコープと連携し、同町中心部に複合商業施設を2028年度をめどに開業する。スーパーや飲食店などが入居し、産直品や特産品などを販売するほか、未就学児向けの屋内遊具施設も設ける。地域のにぎわい拠点をつくって町外から誘客し、中山間地の生活インフラ維持をめざす。
2月27日に開いた包括的連携協定の締結式で、嘉戸隆町長は「人口減に苦しむ中山間地域の明るい未来のモデル作りを目指して力を合わせていきたい」と述べた。

施設の核テナントとなるスーパーは、JA全農Aコープが運営する。近隣にあるAコープおおち店を移転させ、売り場面積も1.5倍程度に広げる。おおち店の跡地にはJAしまねが農業資材や生活関連商品を扱う店舗を出店する計画だ。
JAしまねは複合商業施設内で地元の農産品を扱う産直市を展開する。同町は食堂のほか未就学児が遊べる屋内型の遊具施設も設ける。町外の家族連れなどの来訪を促す。
美郷町は高齢化率が5割近くに上り人口減少が進む。町商工会の調べでは21年度に食料品で消費額の62%、外食で95%が町外に流出しているという。複合施設の開設で町外客を呼び込み、町内での消費拡大による地域経済振興につなげる。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。