ナオライは善光寺参道近くの建物を利用して日本酒を原料にした蒸留酒を造る(長野市)

酒造スタートアップのナオライ(広島県呉市)は今夏、日本酒を蒸留してつくる「浄酎(じょうちゅう)」の製造拠点を長野市に開設する。長野市のスタートアップ支援補助金を活用して善光寺表参道近くに蒸留施設を整備し、夏以降、長野の地酒を原料にした浄酎を発売する。

開設する「善光寺門前浄溜所」は建物面積約115平方メートルの米問屋だった建物を活用する。今後、酒造免許を取得し、長野県内の酒蔵の日本酒を原料に独自製法「低温浄溜」で浄酎を製造する計画だ。

長野での事業展開に向けて2025年7月に食品製造卸のエリモ(長野市)とNAGANO Naorai(同)を設立した。設備購入資金に充てるため、2月中旬からふるさと納税の仕組みを活用したガバメントクラウドファンディング(GCF)で計500万円を目標に事業費を集めている。11日から生産に携わる従業員の募集も始めた。

製造した浄酎は長野県内の飲食店や百貨店などに販路を絞り、長野の名産品に育てたい考えだ。ナオライは「日本酒業界を取り巻く環境は厳しいが、地域の日本酒資源を新たな形で活用し続ける循環モデルを構築したい」としている。

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