「ノーウェア新宿四谷」8階の家具や会議室を備えた1フロア貸しのセットアップオフィス(23日、東京都新宿区)

フジ・メディア・ホールディングス傘下のサンケイビルは23日、4月に東京都新宿区で一部開業する同社初のシェアオフィスを報道機関に公開した。都心の旺盛なオフィス需要を背景に東京を中心に施設数を増やし、新規事業として育てる。

ブランド名は「NOW/HERE(ノーウェア)」。6月に新宿区四谷で全面開業するほか、4月に横浜市関内、5月に同区北新宿でもサンケイビルの賃貸マンション「ルフォンプログレ」との複合ビルとして開業する。2028年には渋谷区や台東区でも展開する計画だ。

23日に公開した1号物件「ノーウェア新宿四谷」は地上8階建て、延べ床面積は約2700平方メートル。都営新宿線の曙橋駅から徒歩5分に位置する。築約40年のビルを取得して改装した。

施設内にはオフィスを48区画設けた。1〜10人向けの個室や、家具や会議室を備え付けて入居準備や初期コストを低減するセットアップオフィスを用意した。医療やIT系のベンチャー企業、大企業を中心に、すでに約10件の申し込みがあるという。

アートアクアリウムを設置した6階共用ラウンジ(23日、東京都新宿区)

6階の共用ラウンジにはサンケイビルグループの水族館「神戸須磨シーワールド」(神戸市)などを運営する子会社が魚種選定に協力したアートアクアリウムを設置した。

月額賃料(税抜き)は個室が13万〜85万円、1フロア貸しのセットアップオフィスが300万円台。共用ラウンジのみの利用は1人当たり3万円で、いずれも法人登記できる。

サンケイビル賃貸事業部の小西崇也課長は「オフィスが周辺で不足しており需要は高い。住宅との複合開発で職住近接を実現するなどシェアオフィスを新規事業として伸ばしたい」と話す。

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