2026年春闘で、九州でも主要企業から大幅な賃上げ回答が相次いだ。物価高に対応し、人材を確保するため、基本給を底上げするベースアップ(ベア)に応じる動きが広がった。
九州電力は、組合員平均月額1万5500円(要求額は1万7000円)のベアで労働組合と妥結した。比較できる03年以降で最高となった。定期昇給を含め平均約5%の賃上げとなる。ボーナスは年間5・01カ月分で満額回答した。
JR九州は月額1万5000円のベア要求に対し、7800円を回答した。定期昇給と合わせ4%の賃上げとなる。昨年までは若年層の賃上げに注力したが、今年は物価高に対応し、幅広い世代を対象に実施。過去3年で21・2%の賃上げとなる。夏のボーナスは2・9カ月分(要求は3カ月)とした。
西日本鉄道はベアと定期昇給を含む月額1万3800円の賃上げを回答した。労組側は1万5600円のベアを求めていた。
安川電機は月額1万8000円のベア要求に対し、1万5000円を回答。定期昇給などを含めると2万2000円の賃上げとなる。
TOTOは5%の賃上げを求める組合要求に対し、6年連続で満額回答した。社員の副業も条件付きで認める。【久野洋】
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