
アステラス製薬は24日、安川電機との共同出資会社「セラファ・バイオサイエンス」が大阪市内の最先端医療拠点「中之島クロス」に開所した開発拠点を公開した。安川電機子会社が開発したヒト型汎用ロボット「Maholo(まほろ)」と人工知能(AI)を組み合わせ、細胞培養の自動化技術の実用化を進める。
iPS細胞などを使った細胞医療は生きた細胞を用いるため、製造工程のばらつきが品質に直結する。従来は熟練の技術者の手作業に依存する部分が多く、再現性やスケールアップが課題となっていた。まほろによって製造工程の90%以上が自動化されるという。遠隔での操作も可能で、現場の省人化にも寄与する。
同日のイベントに出席したセラファの山口秀人社長は、「研究段階からロボットを導入し、開発から製造までを一体で回せる基盤を構築する。再生医療の産業化を加速させたい」と語った。
同社は2025年9月に設立され、大学やスタートアップを対象に細胞製造プロセスの開発や治験薬製造を受託する事業を手がける。中之島クロスの拠点は先端技術の取り込みや顧客との連携窓口の機能をもつ。
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