農林水産省は29日、8月15日現在、イネの生育は「おおむね順調に推移している」という評価を公表しました。
これについて小泉農林水産大臣は「『おおむね順調』という状況まで来たことはよかった。ここまで暑いとコメの生育状況を最後までよく注視しなければいけないという思いを持ちながら、これから本格的になる新米の収穫を見届けたい」と述べました。
そのうえで「おおむね順調なとおりであれば間違いなく価格の安定につながる」と述べ、見通しどおりであればまとまった量の新米が出回ることになり、小売価格の安定につながるという認識を示しました。
一方、今後、増産でコメの価格が下がった場合に生産者に講じる支援策について「最も求められていることは農地への水路も含めて基盤整備を充実させて、より少ない農家でも農地や農村が回っていくようにすることだ。ばらまいて、その財源のために土地改良を切ることは絶対やらないということだけは申し上げておく」と述べ、農地の大区画化などに必要な予算を確保するためにも、農地へ一律に支援する方法は採用しない考えを示しました。
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