エレベーションスペースは米レッドワイヤーと基本合意書を交わした=エレベーションスペース提供

東北大学発の宇宙スタートアップ、エレベーションスペース(仙台市)は26日、宇宙インフラを手掛ける米レッドワイヤーと基本合意書を交わしたと発表した。宇宙ステーションなどわずかな重力しかない空間での創薬実験の分野で協力する。宇宙からの回収技術の向上にも役立てる。

エレベーションスペースは宇宙から地球に物質を帰還させる輸送サービスの実現を掲げる。レッドワイヤーは医薬品開発での宇宙空間の活用を目指している。両社はそれぞれの技術を生かし、実験の成果物を素早く地球に輸送できる体制の構築を狙う。

エレベーションスペースで最高執行責任者(COO)を務める宮丸和成氏は、両社の提携について「バイオ医薬品分野における微小重力環境での研究・開発機会を飛躍的に拡大させる可能性を秘めている」とのコメントを出した。

米国では民間企業による宇宙基地の開発熱が高まる。米航空宇宙局(NASA)などが建設した国際宇宙ステーションは2030年ごろに退役する予定で、商業利用の需要が膨らむと期待される。

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