
【ロンドン=藤生貴子】英ジャガー・ランドローバー(JLR)は27日までに、英国の工場で生産している車種の一部の生産を停止していると明らかにした。取引先の工場で起きた火災の影響で部品供給が滞り、車両生産が継続できなくなった。
JLRは日本経済新聞社の取材に対し、「取引先からの部品供給に問題が生じたため、英中部ソリフル工場の特定の車種の生産を一時的に停止している」と認めた。
同社は「取引先と緊密に連携して問題を可能な限り迅速に解決するとともに、お客様や事業への影響を最小限に抑えるよう努めている」とコメントした。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は26日、JLRがソリフル工場で生産する多目的スポーツ車(SUV)の「レンジローバー」と「レンジローバー・スポーツ」の生産を停止していると報じた。
ノルウェーにある取引先の工場で火災が発生したためで、停止期間は4月8日までという。予定していた操業停止期間を含むため、停止期間は2週間未満となる。
JLRはインドのタタ・モーターズ傘下の自動車メーカーで、年間生産台数は40万台超。2025年、大規模なサイバー攻撃によって英国国内の全工場が約1カ月間停止した。下請けなど供給網全体に影響を与え、英経済への影響は4000億円規模にのぼる試算もある。
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