日銀は27日、経済・物価に対して中立的な「自然利子率」について、最新の経済データを基に計算すると、マイナス0・9%程度~プラス0・5%程度と推計されると発表した。この結果、日銀がどこまで利上げを続けるかの参考値とされる「中立金利」は、1・1%程度~2・5%程度となる。これまで日銀が示していた数値とほぼ同じ水準。
日銀が前回2024年に発表した自然利子率の推計値は、マイナス1・0%程度~プラス0・5%程度だった。この時と比較すると、最新の推計値では下限が0・1ポイント上昇した。
自然利子率に、日銀の目標とする物価上昇率(2・0%)を加えた数値が、市場の注目を集める中立金利。従来は1・0%程度~2・5%程度だったが、最新の自然利子率を反映した結果、下限が0・1ポイント上昇した。
日銀の政策金利は、25年12月会合での利上げを受け、現在は0・75%程度。今後もう1回0・25%の追加利上げをしても、中立金利の下限には達しないことになる。
日銀は金融政策を決めるうえで、中立金利だけでなく、経済や物価の動向を幅広く点検する考えを示している。【大久保渉】
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