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 BSフジとBSテレ東は27日、超高精細映像の4K放送を終了するとそれぞれ発表した。2局とも来年1月に期限切れとなる総務省の放送免許認定を更新しない。2局など在京民放キー局系のBS5局は、採算が取れない4K放送からの撤退を検討しており、4K番組について動画配信サービス「WOWOWオンデマンド」で今秋にも無料配信を始めると今月19日に発表していた。

 2局とも2018年12月にBS4K放送を開始した。BSテレ東は来年1月23日で4K放送を終了し、BSフジの放送終了日は未定。2局ともBS2Kの放送は続ける。

 BSフジは撤退の理由について、ネット配信の急拡大などで視聴環境が大きく変化し、ビジネス面で厳しさが増したなどと説明。BSテレ東も「広告収益の確保が困難」とした。

 フジ・メディア・ホールディングスの清水賢治社長は27日の記者会見で「BS4Kは放送開始からずっと厳しい状況が続いていた。プロの目から見ると、2Kと4Kでは極めて画質が向上しているが、(一般の視聴者に)訴えていくのが難しかった」と述べた。

 BS4Kは、政府主導で18年12月から本放送を始めたが、厳しい状況のまま推移。総務省の衛星放送に関する有識者会議は昨年12月、各局の困難な状況を認めた上で、放送とネット配信を組み合わせた収益確保、4Kコンテンツの提供継続などを求める提言をまとめた。【井上知大、平本絢子】

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