▼マネーロンダリング 詐欺や脱税といった犯罪で得た収益を偽造口座や他人の口座に転々と移動させることで、出どころや本来の所有者をわからなくさせる「資金洗浄」の行為を指す。匿名性の高い暗号資産(仮想通貨)に交換するケースが増えるなど、手口が巧妙化している。

犯罪集団は国境を越えて資金を移転させることが多く、マネロン対策は各国・地域で協力して取り組む必要がある。世界各国・地域のマネロン対策を調査する金融活動作業部会(FATF)は21年、日本を実質的な不合格を示す「重点フォローアップ国」とした。中小規模の金融機関を念頭にマネロン対策の不備を指摘した。

このため政府や業界を挙げてマネロン対策を進めている。警察庁は金融機関と情報を迅速に共有する取り組みを進めており、2月時点で30行が協定を結んでいる。マネー・ローンダリング対策共同機構(東京・千代田)は銀行口座の出入金に不正の可能性があるかなどを人工知能(AI)が判別するサービスも手がける。

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