日本GPの決勝を走るアストンマーティンの車両

自動車の「フォーミュラワン(F1)」シリーズの第3戦、日本グランプリ(GP)の決勝が29日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開かれた。F1に復帰したホンダのパワーユニット(PU)を搭載する英アストンマーティン勢は2026年シーズンで初めて完走したものの、22台中18位が最高だった。

ホンダは2026年シーズンから英アストンマーティンに動力部のPUの供給を始めた。F1には5度目の挑戦となった。復帰後初の日本でのレースだった。

決勝ではランス・ストロール選手がドライバーを務める車両が全53周中の30周目ごろに車体トラブルでリタイアした。フェルナンド・アロンソ選手の車両は周回遅れとなったが、18位で初めて完走した。

走行時にF1マシンが揺れ、電池システムにダメージを与えるなどの問題が発生している。初戦のオーストラリアGP、2戦目の中国GPでは2台とも完走できていなかった。

ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は28日、「(26年の)シーズン中に戦える位置にいきたい」と話した。

F1は26年からルールが大きく変わり、走行に占める電動モーターの動力比率が高まった。ホンダは極限の環境に挑み、電動技術のエンジニアを育てる「走る実験室」の好機と捉えている。渡辺氏は27年以降の参戦について「ぜひずっと続けていきたい」とした。

F1は日本GPが第3戦で、26年シーズンは全22戦が開かれる。残りのレースで車体トラブルを克服し、再び戻ってきたF1の舞台で技術力を示せるかが鍵になっている。

日本GPは27〜29日の3日間開かれ、来場者数は31万5000人と25年から4万9000人増えた。09年の鈴鹿サーキットでのF1再開以降で最多となった。レースの動画配信やSNSによるPRなどで世界的にF1人気が上昇している。

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