
積水化学工業は30日、特殊な塩化ビニール樹脂の製品について値上げすると発表した。原料に基礎化学品のエチレンを使っている。ホルムズ海峡の事実上の封鎖でエチレンの原料となるナフサ(粗製ガソリン)の調達難が続き価格が高騰しているため。
「塩素化塩化ビニール」の製品について、4月1日の出荷分から国内販売向けは1キログラムあたり55円以上、輸出向けは0.5ドル(約80円)以上値上げする。塩素を付加した塩化ビニール樹脂で耐熱性が高く、給湯管やスプリンクラーなどの配管材の原料となる。日本とタイで製造しており、同社によるとグローバルで20%のシェアを持つ。
同日、トクヤマも汎用の塩化ビニール樹脂製品について4月16日の出荷分から1キログラムあたり45円以上値上げすると発表した。山口県周南市にある徳山製造所で製造しており、年33万トンの生産能力を持つ。
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