1日、多くの京都企業が入社式を開いた(1日、京都府長岡京市の村田製作所)

新年度を迎えた1日、京都府に本社を置く企業が入社式を開いた。コンデンサー世界首位の村田製作所や半導体関連事業を手がける京セラは、人工知能(AI)の利用拡大など市場の変化を念頭に新入社員を鼓舞し、京都企業を顧客に多く抱える京都銀行も、変化の激しい環境下で挑戦する必要性を強調した。

村田製作所は長岡京市の本社で入社式を開き、291人の新入社員が出席した。中島規巨社長は、AIの活用拡大を背景に「エレクトロニクス産業で新しい産業革命が進んでいる」とし「直感的な判断を求められる時代。AIと共存しながら主体的にキャリアを切り開いてほしい」と激励した。

村田製作所の入社式で新入社員に言葉を贈る中島規巨社長(1日、京都府長岡京市)

新入社員代表として挨拶した稲田亜花李さん(23)は、「変化の激しい時代だからこそ、未知を恐れず挑戦し続ける姿勢を大事にしたい」と話した。

京セラが京都市伏見区の本社で開いた入社式には新入社員186人が集まった。作島史朗社長は「AIなどの革新的な技術をいかに活用し、価値を生み出していくかが企業の名運を決める。一人一人が挑戦できる環境づくりを進めていく」と強調した。自身が同日、9年ぶりの交代で社長に就任したことを踏まえ「皆さんも私も第一歩を踏み出した」と挨拶を締めくくった。

新入社員代表の挨拶を聞く京セラの作島史朗社長(1日、京都市伏見区)

新入社員の一瀬舜介さん(25)は「製品開発や生産工程の改善に興味がある。まず1年がむしゃらに頑張りたい」と抱負を語った。鹿児島県にある工場にエンジニアとして配属される予定という。

ニデックは京都市南区の本社で入社式を開き、グループ全体で140人の新入社員を迎えた。岸田光哉社長は会計不正の発覚を受けて「創業以来の極めて深刻な事態に直面している」とし「そんな中、仲間になってくれたことに対し、感謝するとともに、多大なる心配をかけていることを深くお詫びする」と述べた。

ニデックは特別注意銘柄の指定解除に向けて、企業統治の改善を進めている。岸田社長は「組織を浄化し、この4月から刷新された経営陣を中心に当社の再生を進めていく」と強調した。

京都銀行は研修施設の金融大学校桂川キャンパス(京都市南区)で入行式を開いた。安井幹也頭取は「変化の激しい環境下にあって、お客様から選ばれる銀行であり続けるためには、現状に満足することなく、挑戦を続ける必要がある」と訓示した。

207人の新入行員一人ひとりに辞令を交付した京都銀行の安井幹也頭取(写真㊧、京都市南区)

同行の入行式では初めて頭取から207人の新入行員一人ひとりに辞令を交付した。これまで入行式時点で配属部署が決まっていたが、2026年度は2カ月間の研修期間中に配属先を決めるためだ。研修に積極的に取り組んでもらい、即戦力として現場に送り込みたい考えだ。

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