値上げの対象となる三菱ケミカルグループのフィルム製品

三菱ケミカルグループは1日、菓子の包装用などに使われるフィルム製品を4月21日の納入分から値上げすると発表した。原料となるナフサ(粗製ガソリン)の価格高騰に伴い、販売価格に転嫁する。

対象となるのは「スーパーニール」や「テックバリア」など、主にナイロンを原料に使うフィルム製品5種類だ。茨城県で生産しており、菓子の個包装などに使われる。

各フィルムの販売1単位あたり1200円〜2000円引き上げる。値上げ率は非開示とした。食料品包装材ではこれまでにもフィルム製品「ダイアミロン」や、樹脂「ソアノール」で値上げを決めている。

また電池の主要材料の一つである電解液などに使われる「ガンマーブチロラクトン」の原料となる無水マレイン酸も値上げすると発表した。1キログラムあたり15円以上引き上げ、4月1日納入分からが対象だ。3月31日にガンマーブチロラクトンの値上げを発表していた。

出発原料となるブタンガスはガス田から産出されるものを使うためナフサとは異なる。ただ中東の影響でエネルギー価格全般が高騰しており、ブタンガスの上昇をふまえ製品に価格転嫁する。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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