
日立製作所やソニーグループなど電機各社は1日、入社式を開いた。経営トップらは人工知能(AI)が身近になっており、主体的に活用できる人材になることを求めて失敗を恐れずに挑戦するよう呼びかけた。
日立製作所は都内で「キャリア・キックオフ・セッション」を開き、新卒社員約860人が参加した。従来のメンバーシップ型雇用を背景とした「入社式」ではなく、「社会課題を解決するという目標の共有の場」と位置づけた。
徳永俊昭社長は「AIは社会を駆動する基盤になりつつある」とし、自身も日々AIと対話しながら日立の経営を進めていると語った。

東芝の島田太郎社長は「AIはソフトウエアだけでなく、むしろハードウエアのインフラがAIの変化には重要だ」と発言した。事業にひき付けてAIを取り巻く環境を説明した。
ソニーグループの十時裕樹社長兼最高経営責任者(CEO)は「何を生み出すか考えるのは人間で、AIは人間を高度にする存在だ。クリエーターを支える強力なツールになる」とし使いこなすように求めた。
富士フイルムの後藤禎一社長は「AI 活用が不可欠となる時代だからこそ、現場に足を運び、顧客や社会が求めることを五感で感じ取り、ビジネスの感覚を養ってほしい」とコメントした。
仕事との向き合い方に言及する経営者も多い。キヤノン子会社のキヤノンマーケティングジャパン(MJ)の足立正親社長は「チャレンジには失敗がつきもので、多少傷を負うか転ぶぐらいはしないと『感度・感性』も磨かれない。特に若いうちに失敗と成功体験を積んでほしい」と挑戦を後押しした。
ミネベアミツミの貝沼由久会長CEO(最高経営責任者)は訓示で「仕事で壁にぶつかった時は、無理だとすぐに結論づけたりせず、できる理由を見つけ出して実行してほしい」と述べた。

リコーの大山晃社長は「働き方が変容する中で新しい感性を持ってぜひ進化の先頭に立ってほしい」と期待した。新入社員代表としてスピーチを務めた木村汰勢さんは「デバイス機器とデジタル技術を組み合わせたサービスで働く現場や生活に役に立つ価値を形にしたい」と意気込んだ。
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