
アドバンテストは1日、ユーロ円建ての新株予約権付社債(転換社債=CB)1000億円を20日に発行すると発表した。半導体が正常に作動するか調べる試験装置(テスター)の供給能力を増やす。人工知能(AI)向けで急増する装置需要に対応する。
米国を除く欧州やアジアなど海外市場で募集する。年限は5年で利率はゼロ、募集価格は額面の102.5%だ。投資家は30年3月までは株価が転換価額の150%を、30年4月〜12月までは130%をそれぞれ一定期間超えて推移しない限り転換請求できない。
利率ゼロのため金利コストの発生を避けられる。普通株式に転換されれば1株利益が希薄化するが、転換を一定程度抑制する条項を付けたため「既存株主に配慮した負債性の高い商品設計」(同社)だという。
調達資金のうち約500億円を自社や外部委託先での生産能力を高めるために使う。設備に投資するほか供給網全体でのデジタルトランスフォーメーション(DX)推進にも充てる。
このほか需要の急増などに対応するための在庫確保に約200億円、開発効率の向上につながるテスターや新たな試験技術の開発などに約300億円を充当する。
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