商船三井は6日、イランによる事実上の封鎖が続くホルムズ海峡を、液化石油ガス(LPG)を運搬する同社関連のタンカーが通過したと明らかにした。安全上の理由から航路などについては非開示とした。同社の関連船舶の通過は3隻目。中東情勢の緊迫化でペルシャ湾内での停泊を余儀なくされていた。
商船三井によると、ホルムズ海峡を通過したLPG船は、インドの関連会社が保有するインド船籍の「GREEN ASHA(グリーン アシャ)」。4日に通過が確認された船舶と同じく、海峡通過後にインドに向けて航行している。
商船三井広報は「船員と船舶の無事を確認している」と説明した。安全上の理由から通過ルートや通過日時、個別交渉の有無などは非開示とした。
3日には、商船三井がオマーン企業と共同保有するパナマ船籍の液化天然ガス(LNG)船「SOHAR(ソハール) LNG」が、米国とイスラエルによるイラン攻撃後、初めてホルムズ海峡を通過したことが明らかになった。日本関係船45隻のうち3隻が、安全にホルムズ海峡を通過したことになる。
これまでに、フランスの海運大手「CMA・CGM」のコンテナ船もホルムズ海峡を通過している。フィリピンは2日にイランから通過の許可を得たと明らかにしており、事実上の封鎖状態から変化が表れつつある。【中島昭浩】
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